ストラスブールで一人笑い

Bonjour, こんにちは



今日は普段生活していて、くすっとしたことを紹介します。


1)子どもの送り迎えスタイルは人それぞれ

私の住んでいるところの近くには小学校がある。ある日、家に向かって歩いていると、向かって右の角から猛スピードのベビーカーとそれにつかまるパパが躍り出てきた。サーフィンでもしてるのかな、というくらいキレのいい角度で曲がっていく。・・・てよく見ると、パパ、スケートボードに乗りながらベビーカーを押していた。かっこいいな。


あっけにとられる間もなく、向かいからやってきて、右に曲がろうとする自転車のパパと娘ちゃん。・・てよく見ると、娘ちゃんのいる位置がおかしい。・・自転車のフレームに立っている。こんなかんじ。曲芸師か!!あまりにも自然な二人で、彼らが去ったあとに思わず笑ってしまった。


2)アントニー日本語を操る

アントニーはMerci(ありがとう)の返事として「いいってこー」と言う。これは「いいってことよ」の略である。もちろん、私との会話時のみ使っている、、と思っていた。


ある日、彼が街を歩いていると、どうやら日本人らしき家族が町並みを背景に記念写真を撮っている。邪魔しちゃ悪いと、撮影が終わるのを待ち、横切ろうとすると、そのうちの一人が「Thank you」とアントニーに言った。思わず彼は「いいってこー」と返答。しまった!と立ち去ろうとするアントニーだが、彼は観光客が「あれ、今の日本語じゃない?」と不思議そうな顔をしているのを見逃さなかった。


また、最近彼は社会人として働き始めた。おめでとう。

アントニーに仕事の手順を教えてくれる先輩A(♂)が実は日本のアニメとマンガファンだと、ある日教えてくれた。どうやって知ったのか聞いてみると


仕事中

先輩A:◯△□~、 Merci !

アントニー:いいってこー (ハッ!!言ってしまった!)

先輩A:はい!

アントニー:え!!日本語!!


アントニーの日本語に、日本語で返す先輩。この変な会話から、彼がアニメ、マンガ好きで日本語を少し知っているということを知ったのだった。


さらに、アントニーは日本語を一切知らない叔母さんに日本語で挨拶をする。


ガチャ、ドアを開けて叔母さんが入ってくる。

叔母さん:Salut, Anthony, Ca va?

アントニー:やっほー。元気ですか?


怪訝な顔をする叔母さん。満足げな顔をするアントニー。

全く成り立っていない会話に思わず笑ってしまう私。


確かに、外国語を習得するには、まずは使うことから、っていうしね!

今日もアントニーの日本語は進化し続けている。



Deep@Stras

大聖堂で有名なフランスの東のはじっこ、ストラスブールで暮らす兼業フリーランサーのブログ。日々の暮らしのこと、フランス生活で役立つことなどを発信していきます。

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