フランスとドイツを股にかけた写真大会@Clic-Clac !

Bonjour, こんにちは!


すっかり夏の陽気になってきたストラスブールでは、毎週末何かしらのイベントが開催されています。

先日、ブログで紹介したNuit des muséesとちょうど同じ5月20日(土)の日中にもう一つ、別のイベントに参加したので、こちらをシェアしようと思います!


イベント名は Clic-Clac ! 

これは、ストラスブールにある写真専門のアート・スペース La Chambreが主催する写真コンクール。今年で4回目らしいです。

事前登録した参加者が当日集合し、午前中はドイツの街Achern(ストラスブールから車で40分ほど)に行き、提示されたテーマに沿って写真をとり、午後はストラスブールに戻って、別のテーマに沿って写真をとり、各人合計2枚の写真を提出しその良し悪しを競い合うといういうもの。

最終的には、5月末に審査員たちによって、1等から3等まで、そしてPrix jeunesと Prix du Publicが決められる。


私は、友人と二人組で参加したので、二人で合計2枚の写真を提出。

登録時の説明書を読むと、「スマートフォンのカメラでの参加も可能」とあり、子どもを対象とした意外とゆる~い感じのイベントなのかなと思っていましたが、、


当日、仏独あわせて50名ほどの参加者のほとんどが大人で、しかもみなさん、すごくしっかりしたカメラを携えておられる!!

・・・ということで、私が想像していた以上に真面目な撮影大会でした。



朝8時すぎにストラスブールを大型バスで出発し、Achernに到着。(ちなみに、あの有名なアーヘンAachenではありません。)ここで、参加者全員で朝食をいただく。

私達と同じテーブルには、コロンビアのお兄さん、イタリアのお兄さん、イランのお兄さんと友達(中国人)と私(日本人)と、とても国際色豊かな組み合わせでした。会話はもちろん英語....


ここで午前中のテーマが発表される!「 Diversité :多様性」

なんとでも解釈できる幅のあるテーマ。


朝食後は3時間でAchernの街を散策しながら撮影大会!


観光案内所で、お勧めの場所とかありますか?と聞くと、おばちゃんが親切に「近くにチャペルがあるから、鍵を貸すので行ってみて」と。

鍵を借りて自分たちで行くスタイル――初めてです。

行ってみると、本当に小さなチャペルなんですが、光に貫かれたステンドグラスが綺麗。ただし、上手く写真はとれず・・。


もう一つ感動したのが、あの(自分のなかで有名な)変な帽子に再会できたこと!

もともとは、夕飯の席で、チーズのパッケージを観察していた私が見つけた小さなイラスト。

私「何だこれ?オーストラリアのストロマトライトみたい・・・」

アントニー母「いやいや、これはシュバルツバルトの伝統的な帽子よ」

私「え!これが!?」


ということで、強烈な印象に残っていた変な帽子。

その帽子を模したマグネットにこの観光案内所で出会えたのです。

写真はいただいたパンフレットから。

調べてみると・・・これはシュバルツバルト周辺のグータッハ地方の女性の民族衣装。ウールのポンポンのついた麦わら帽子(Bollenhut)で、重さは最大で2kgほどにもなる。ポンポンの色は未婚は赤、既婚は黒と決まっている。だそうな!

山形の花笠をもっと派手にした感じ。



午後はストラスブールに戻り、「nos futurs :私達の未來」をテーマに撮影大会。

あまり街を散策する気になれず、友達の家にお邪魔して室内で撮影を試みる。

「食の未来」をテーマにして、いつかは人間が食物に滅ぼされてしまう・・・というイメージで、カラヴァッジョ風の光と影の効果を駆使したドラマティックな写真を制作。


6月6日が審査結果発表の日なので、少しの期待を胸に待ちたいと思います。


ストラスブール側だけでなく、Achern側からの参加者もいて、終始、英語、フランス語、ドイツ語が入り乱れた、にぎやかな一日でした。

私の英語はフランス語に乗っ取られぎみで、Excuse-me, Can I demander.... ? と "ask"すら出てこない崩壊ぶり。友達がドイツ語を勉強しているので、街なかでの会話は彼女にまかせきり☆


観光案内所でいただいたパンフレットを見てみると、シュバルツバルト周辺にもたくさん見るところがあるよう(当たり前か)。ドイツあまり行ったことがないので、夏に少し行ってみようと思います!まずは、バーデンバーデンかな?


二人で20€で、ドイツの小さな村を見れて、朝食・昼食込み、写真好きな人と交流もできる!なかなか面白いイベントだったと思います。次回はもっと写真の腕をみがいて挑戦しよう!来年も開催されるようなので、ぜひチェックしてみてください。

La Chambreの公式サイト : http://www.la-chambre.org/




Deep@Stras

大聖堂で有名なフランスの東のはじっこ、ストラスブールで暮らす兼業フリーランサーのブログ。日々の暮らしのこと、フランス生活で役立つことなどを発信していきます。

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