アペリティフには何を飲む?
Bonjour, こんにちは Makiです。
ストラスブールは夏日で30度越える日が続いています。
暑いのですが、日本のように身体にまとわりつくジメジメした暑さではなく、空気が乾燥しているので太陽光線を強く感じ、まさに焼かれてるなーといった感じ。
さて、アントニー家では日曜日はいつも、叔母さんも参加してアペリティフ apéritifをしてから、お昼ごはんを食べます。アペリティフとは、「食前酒」のことですが、同時に食事の前に軽いおつまみ、アルコールを飲みながら、おしゃべりに興じる時間のことも指します。これらは、食欲を増進させたり、出席者の会話を弾ませるきっかけになる、らしいです。
食欲を増進させる、という効果は疑い深いものがあります。なぜなら、メインのごはんの前に(私にとっては)相当な量の,
オリーブの実の酢漬けやサラミのような乾燥ソーセージ(ソシソンsaucisson)、辛めのスナック、そしてアルザスですから
プレッツェルのスナック
をつまむのです。
こんなに食べたら、メインを食べきれないよ~と思うのは私だけのようで、みなさんパクパク食べています。
オリーブの実やソシソンはまだ良いとして、スナック菓子をごはんの前にいただく、というのは、いつもおせんべいを夕食後に食べていた私にとっては衝撃的でした。ある種の罪悪感すら感じます。
ですので、私が日本から持ってきた辛め系スナックも、食後のお菓子ではなく、食前のおつまみとなります。うーん、なんか違う!
そして、これらの「つまみ」と一緒に、アルコールを飲みます。
よく大人たちが飲んでいるのはウィスキーをコーラで割ったウィスキーコカ。
お酒に弱い私は、ビールをレモネードで割ったパナシェ。
ビールを苦味の強いリキュール「ピコン」で割ったピコン、も頻繁に飲まれます。
ビール専用のグラスに注ぐときには、存分に泡立たせることが重要!!
そのためには高さをつけて、ドボドボと派手に注ぐ技術が必要なのですが、おっかなびっくりの私のパナシェはいつもうっすーい泡しかできず、アントニーに鼻で笑われます。
他にも、アルコールに本当に弱くアペリティフ中盤ですでに赤ら顔になって酔っぱらい始める私は、
メロンの果汁をつかった甘くて度数低めのMelonadeや
クリームの味が濃厚なアイルランド産のリキュール crème de whiskyを
いただくこともあります。
面白いのは、ピコン専用のグラス、ビール専用のグラスがあり、それぞれにどこまで何を注ぐべきかを示す目盛りがついているんです。
ピコンの場合は、3 centi litre の線までまずピコンのリキュールを注ぎ、その後にビールを注ぐ。
ビールの場合は、0.25lの線までビールを注ぎ、その上に泡を注ぐ。これはビールが値段に合った分量できちんとサービスされているかを確認するための目印。
お隣のビール大国ドイツから影響かもしれません。私はこの目盛りを見るたびに、アルザス人のビールに対する愛情と、彼らの真面目さを感じます。
アルザスでビールを飲むときは、ぜひ目盛りもチェックしてみて下さい!
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